そのとき6歳の少女の瞳に映っていたのは、、、
子供だってちゃんと考えている、【メイジーの瞳】を鑑賞
この映画、僕本当に好きです。
6歳の少女メイジーは、ロック歌手の母親と美術商の父親の両親がいたのだが、二人は離婚してしまい、共同親権を持つ両親の家を行き来するという生活。
そして父親は元々メイジーのベビーシッターのマーゴと再婚、
母親は仕事を理由にメイジーをリンカーンに押し付け、父親はたまに顔を出してはまた消える。
二人ともメイジーに対し愛情があるのは伝わるのだが、自分中心な性格がメイジーを振り回していく。
そんな生活にそれぞれの再婚相手がからんでくる。
父親の再婚相手マーゴはメイジーに無償の愛を与え、また母親の再婚相手リンカーンもメイジーとの絆を深めていく。
たびたび振り回されるメイジーですが、その表情や瞳で、実はいろんなことを考えているのが凄く伝わってきます。
時にはそんな両親を気遣い、小さな嘘までつく器用さで、自分の価値を見出していきます。
自分は必要とされているのか、自分に価値はあるのか、
どこへ行き、誰といればいいのか、
またどこへ行き、誰と一緒にいたいのか、
メイジーの最後の決断はいかに。。
といった作品。
クライマックスや最後のどんでん返しのようなものはありませんが、メイジーの一つ一つの演技から感じとれる心情は、作品に飲み込まれるものがあります。
子供は親から教わり、ただ親も子供から教わっている
この作品は今のところ最近の僕のTOP作品です。
鑑賞後ひとこと
子供ができたら心から大切にしよう
これにつきます、まだ相手と復縁してませんが。。
作品情報
母スザンナ(ジュリアン・ムーア)と父ビール(スティーヴ・クーガン)が離婚し、共同親権を持つ両親の家を行き来することになった6歳の少女メイジー(オ ナタ・アプリール)。ロックスターであるスザンナは、再婚相手の青年リンカーン(アレクサンダー・スカルスガルド)に子育てを押し付けていた。メイジーは 優しいリンカーンと心を通わせ始めるが、スザンナはそんな状況にいらついてしまい……。